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名探偵コナンのまとめ・考察・聖地巡礼など

2023年 黒ずくめの組織の影①

2023年は組織イヤー(でした)。

とっくに2024年を迎えてしまいましたが、2023年で見え隠れした組織の影についてまとめておきます。

 

思ったより長くなってしまったので分割。①は原作、羽田浩司とアマンダ殺害事件で描かれたことについて。

「17年前の真相」

サンデー20231号〜4.5合併号、10号〜13号。FILE1103~1109(104巻収録)

チェス大会で起きた殺人事件後、黒田がコナンに説明する形で回想に入り、そのほぼ全貌が読者に語られた17年前の事件。

作中で最初にこの事件について説明されたのはFILE948「握られたハサミ」(89巻収録)なので実に7年引っ張られた過去回です。

 

 

事件の真相そのものは当初のネット記事の印象通り「ラムが羽田浩司とアマンダを殺害した」というもので、そこに何か大きなどんでん返しがあるわけではなかったのですが、
事件関係者のプロフィールが出揃い、またセリフの要所要所に物語の根幹に関わるような重要な要素が見られたので、ここでまとめておこうと思います。

 

(↓時系列年表)

17年前-黒田とアマンダ

黒田とアマンダは、会議前の顔合わせをする予定だった模様。

 

当時の私の上司から密命を受けてある人に会うのが目的だったよ…

今夜は日本の警察と貴方達を懲らしめる算段をしようと思っていたのに…

 

「上司の密命」ということで、これより前から公安も組織を追っていたようです。

ちなみに、ここで明らかになった黒田の肩書きは「警察庁警備局警備企画課」。降谷と同じ所属ですね。

 

黒田のことは浅香すら把握していなかったようなので、アマンダ側はボディガードたちにも知らせずに密会する予定だったようです。

 

17年前-ラムと組織の計画

 

フォトグラフィックメモリー

ラム本人のポジション、ひいては組織全体が持つ力に関わってきそうなラムの左眼。

 

この少し前の怪盗キッド(海の魔女の水飛沫)回でも匂わされていましたが、ラムの左眼には瞬間記憶能力が備わっているということがこの話で明かされました。

 

私のこの左眼はねぇ
一度瞳に焼きつけた物は忘れはしないから!!

 

名探偵コナンにしては、「幼児化」「変装」に続いて若干ファンタジーみが強い要素。

 

アマンダによると、この力で大物の弱みを握り、組織の力を大きくしていっているよう。

 

そうやって集めたネタで脅して政財界の大物を操り大きくなろうとしている

 

この力は若い頃は両眼ともに備わっていたようで、年老いるとともに左眼だけになってしまったらしい。(現在の状況については後述)

 

計画

ボディガードをひとりずつ引き剥がし、アマンダに接触したラム

この時は、殺すことや口封じが目的ではなく、あくまでアマンダを組織の力として取り入れるための接触だったわけですね。

 

彼女がこちらの手中にあれば…あなたはもう組織(われわれ)の家族だ…

 

浅香を人質にアマンダを取り込もうとしていたようですが、アマンダはラムが脅しに使った毒=APTX4869を飲み込み命を断つことに。

 

アマンダに取り入るそのために浅香を捕らえるそのためにアマンダの命を脅しの材料にする

 

この流れをアマンダが自分の命を絶つことで目的と手段を断ち切り浅香を守った形。

どちらにせよこの後も口封じのために浅香は狙われることになるわけですが、アマンダとしては浅香が自分の身を案じて組織に取り込まれるよりも、自分の死を知って反抗心を持ちながら逃げてくれた方がいいという判断でしょうか。

 

これまで「ラムが抜かった」と言われていたこの事件、
この後も色々ぬかったポイントはあるけど、組織としては引き込むつもりだったアマンダに死なれたのが一番のぬかりということ


アマンダの死因について、「死因不明」とされていたためある程度予想は出来ていたものの、APTXを飲んだことが明らかになったのは今回が初めてです。APTX投与者リストには、描かれた範囲外にアマンダの名前があった、と考えて良さそうでしょうか。

 

補足ですがこの話では「組織が開発した毒薬」としか言われておらず、ここでAPTX4869と言っているのは
「投与者リストに羽田浩司の名前がある」
「アマンダと羽田には同じ毒薬を飲ませたらしい」
という点からそう考えられる、というだけです。

当時はその名前ではなかった可能性などは大いに有。

 

この時ラムが口にしている「死んだかどうか見定める決まり」は何となく気になるのですが、これは「宮野夫妻が開発したばかりだから」ぐらいの理由で、深く考えなくても良さそうですかね。

新一たちが飲んだ薬は灰原が復活させたAPTX。灰原が作った方は特にそのような決まりは無いということ?

(ベルモットがメアリーにAPTXを飲ませた時、川に落ちられて舌打ちをしたのがこの「死亡を確認する決まり」に関わってきそうな気もしたんですが、メアリーのAPTXが「妹が作った毒薬」というのはどっちにも取れるので保留。まあそこまで気にすることではない…はず。)

 

遺されたダイイングメッセージ

アマンダが残した暗号は、ラムに警戒しろ、という旨のメッセージでした。これは今後も組織に狙われるであろう浅香に向けてのものと思われますが、現場を目にした黒田からコナンに、ラムの目の情報が断片的に伝わることに。

 

現状、ラムの正体に関して何か心当たりがある素振りが微塵もないコナン。

 

というか、黒田とコナンは今回の話を経ても「17年前の事件にラムが関わっている」というところまで行きついている感じはないんですよね。
今回得られた情報は、「妙な目を持つ男が
17年前の事件に関わっていた。そいつに気をつけろというダイイングメッセージが残されていた。」ということのみで、それがイコールラムとは繋がっていないはず。

また、このダイイングメッセージが浅香に伝わっているのか(今の若狭先生はこのメッセージを把握しているのか)も気になるところではあります。

この事件のことを知った直後に事件について調べていたコナンも、アマンダのメッセージのことは今回黒田に聞いて初めて知ったようなので、羽田の殺害現場と違って情報が世に出ていない可能性が高いですよね。

そもそもコナンが事件のことを知った「解いてくれと言わんばかりの」記事が若狭先生によるものなら、そこにアマンダのダイイングメッセージが載っていないということはやはり浅香もその現場を見ていないということなんでしょうね。

(回想でも浅香は羽田の殺害現場のみ目にしている)

 

組織の計画の話に戻りますが、この計画でボディガードが全員別の場所で発見されたというのが、組織にしてはヌルい気もしていて

一応、目的がアマンダを取り込むことだったために皆殺しは避けたと考えてはいますが、

この件で周りの人間は誰も殺されていないのならそれでいいんですが、「アマンダの周りの人間を脅して辞めさせる際に実際に殺された人もいる」と浅香が説明しているので

 

まあボディガードが生還していないと、浅香のみ現場から消えたという状況は出来上がっていないので、ここは話の都合ですかね。

 

ラムの過去

50年ぐらい前の誕生パーティー

50年前ぐらいに会ったことがあるわよね?
日本の大富豪の誕生パーティーで…

貴方はまだ子供だったけど…確か妙なアダ名で呼ばれてたわ…

”ラム”…だったかしら?

 

アマンダの口から、語られたラムに関する記憶。

 

まず、"脇田兼則"として紹介されていた56歳という年齢がウソであると分かります。
(変装の姿の年齢のウソについては、メインキャラであっても沖矢等で前例あり)

17+50年ぐらい前に子供だったということは、現在のラムの実年齢は70歳とかでしょうか。

 

ラムが子供の頃からそう呼ばれており、色々抜かっても() No.2に君臨し続けているのは左眼の能力ゆえ、なんですかね。

個人的には、子供の頃のラムが"ラム"と呼ばれているイメージがなんか妙におぞましく、組織の見えていなかった部分が見えて組織のイメージがまたひとつ変わったような気がしています。

 

コードネーム継承

「RUM」というのはアダ名ではない…

長年あの方に仕えた父から受け継いだ…コードネームですよ…

 

質問コーナーとかでは何度か話題に出ていたコードネーム継承。遂に語られました。

今のラムが子供の頃からラムで、その先代の父親はあの方に長年仕えていた…と。

 

ラムが既にそう呼ばれていたという50年ぐらい前(今から67年ぐらい前)には父が亡くなっていたということなのか、亡くならなくてもコードネームを継承する手段があるのかは分かりませんが、少なくとも現ラムが子供の時にその父は烏丸蓮耶に「長年」仕えていたわけですよね。
組織の歴史、半世紀前どころじゃないですね。一体いつからあるんだ…

 

話はズレますが、コードネーム継承が設定として描かれたことで、亡くなったキャラのコードネーム継承や現メンバーの先代なんかも描ける余白が出来たことになるので結構ワクワクしてます。

原作では、現時点で青山先生の頭の中にある設定以上に余白を描く必要はないと考えていますが、
例えばこれから新たに作られる映画でそういうことを描くことも出来るわけですよね。

逆に、劇場版で登場したオリジナル組織キャラのコードネームも、原作で使えるということになるわけですし…

劇場版オリジナルの組織メンバー本人が原作に登場するのは
原作と映画の適切な距離感としてはナシなのかな(原作シリーズがある作品で"原作で描くべき過程を映画でやってしまう" "映画を飛ばすと原作の話が分からなくなる"という状況は作るべきではない、という意味で)と思っていますが、
それがコードネームの先代、もしくは後任の場合は、キャラとしては別人だが映画を観た人はその繋がりに気付いてワクワク出来るし、映画が原作の展開に影響を与えるわけでもないのでいくらでも活用出来そうですよね。

ちょっと話が脱線しすぎた気がします。この辺は妄想です。

 

烏丸蓮耶の代理

30年ぐらい前の国際経済フォーラム年次総会に出てましたよね?

体調不良で欠席した烏丸会長の代理として…

 

組織の構造や、ラムが烏丸蓮耶に対してどのようなポジションを取っているのかなど、何となくですが見えてくる気はします。

30年ぐらい前ということは今から45~50年ぐらい前。大体「半世紀前」ですね…

 

黄昏の館で語られた「烏丸蓮耶は半世紀前に謎の死を遂げた」という話。
これも含めて作り話なのか世間的にもそう噂されているのかは今のところどっちとも取れそうなんですが、世間的にそうだった場合は

国際経済フォーラム年次総会を体調不良で欠席→謎の死

という割とそれっぽい流れになるんでしょうか。

 

「30年ぐらい前」も「半世紀前」も幅を持たせた表現と認識しているので、詳細な前後関係は分かりませんが…

少なくとも体調不良で欠席している以上、年次総会の時点では世間的に存命 かつ そのような場に出席予定になるぐらいオープンな立場だったことは伺えます。

 

ベルモット

組織(われわれ)に加わった若い女の特技が変装と人の声帯模写

 

1コマだけ描かれた17年前のベルモット

1コマだけなのですが、このラムのセリフ、だいぶ深読みしがいがあります。なんかつい最近加わったような言い方じゃないですか?

 

ベルモット20年前にジョディの父親を殺害しておりその頃から見た目が変わっていないため、その頃既に組織に属していたものと考えられます。(当時は組織に属しておらず、ジョディ父殺害は独断だった可能性もなくはないですが…)

 

若い女」と言っているのも気になりますね。

ラムが、4.5年前に加わっても新人扱いをしている可能性もないことはないですが、このセリフからは秘密主義のベルモットがNo.2のラムにすら隠し事をしているような印象を受けました。

ベルモットが秘密を共有しているのはあの方のみなのでは…と。

これについては、この連載の数ヶ月後に公開された「黒鉄の魚影」でも似たようなことを思いました。

(詳しくは同記事②で)

 

ベルモットはもっと前から組織に属していて、もっと前から歳を取っていないイメージ…これは勝手なイメージです。

 

女優であるベルモット(シャロンの方の顔)が歳を取らないことを誤魔化す方法は変装術を使った老けメイクですが、変装術を持っている以上は組織の実働隊メンバーに対しても不老を隠すことは可能ですよね。

 

ベルモットがこの変装術を手にしたのは有希子と共に黒羽盗一に弟子入りした約20年前(推測)と考えられますが、では変装術を習う前はどうしていたのか…

 

現時点では妄想に近いですが、
「コードネーム継承」と「ラムが"組織に加わった若い女"扱いをしていた」を合わせると手段は見えてきそうです。

 

(そう仮定した場合の経緯は更に妄想寄りになるので詳しくは↓)

 

 

17年前-浅香と羽田

 

17年前の若狭先生、長らく謎に包まれていた"浅香"なる人物の本名が「レイチェル・浅香」と判明。

アマンダを守って亡くなった浅香の父もボディガードで、その意思を継いでアマンダのボディガードをやっているようです。

 

そして、彼女は法廷で証言した後、証人保護プログラムで名前を変え、平和に暮らすはずだったでも父と同じボディガードになりたいと懇願され

 

この経緯と彼女の本名について、

  [名前を変え、平和に暮らす]はずだった
   (名前を変えずにボディガードになった)

のか

  名前を変え、/ [平和に暮らす]はずだった
   (名前を変えたあとでボディガードになった)

のか、

サンデー掲載時少し議論を呼びましたが、後に単行本掲載のセリフが一部修正。

 

本誌

あなたの盾となって死んだボディガードの娘ですよねぇ?

単行本(104巻)

名は違うがあなたの盾となって死んだボディガードの娘ですよねぇ?

 

名前は変えていることが強調されました。浅香も証人保護プログラムを受けた1人のようです。

 

一過性黒内障

もしかして一過性黒内症ではないですか?
目を養っている血管の血行障害により片方の眼が一時的に見えにくくなる視力障害…

怒ったり過剰なストレスを感じた時に起きる場合もあるそうですが…

 

これまでの若狭先生は、「燃えるテントの怪」での行動に見られたように、右目が見えていないのではないかと言われていました。
一方で、右側を横目に見ているように描かれているコマもあるんですよね。

(その細かいコマまで意図されたものかそこが問題)

羽田の説明によると「一時的」「過剰なストレスを感じた時」ということで、もしこれまでの若狭先生の右目で見ているような描写がちゃんと意図されたものだった場合、
何度かあった「右目が見えていない?」という描写はストレスによる一時的なものということでしょうか。

 

ここで言われている同じ病気の羽田の棋士仲間も気になります。

 

 

浅香を雇い入れた経緯

これまで謎の人物浅香については「雇い入れた経緯が分からない」とされていました。

 

浅香の身元は謎に包まれていて、アマンダの家族や関係者もアマンダがその人物を雇い入れた経緯を知る者はいない

 

ただ今回の描写を見るに、子供の頃からずっとアマンダの近くにいて、特に関係が秘匿にされていたようには思えませんよね。

 

この「雇い入れた経緯が不明」という点については、「証人保護プログラムを受けて当初の身元が分からない上で育てられたから」誰も知らないという解釈をすれば筋が通る気はしますがこれでいいんでしょうか。

そうではなく他のボディガードとの関わりが全くないという状況はどうも不自然な気がするので、今のところはこの解釈でいようと思います。

 

浅香の記憶、将棋駒

「遠見の角に好手あり」ってね!

これを持っていれば敵に見つかりにくいし…

ずっと睨みを利かせていれば いつか反撃も出来ますよ…

 

これまで若狭先生の回想で何度か見られた

「遠見の角に好手あり」「それでも僕を殺すと言うんですか?」はだいぶあっさり回収されました。

羽田の言葉通り睨みを利かせ、「初志貫徹」を胸に今まで反撃の機会を伺っていたわけですね。

 

羽田が浅香を隠す際に捨てた棋譜の中に、羽田が挑戦者として対局を行った名人戦のものがありました。そして 当時名人位を持っていたのが勝又力さん。

(「太閤恋する名人戦」に登場、「太閤名人の将棋盤」にはその娘さんが登場)

浩司が御守りにしていた角行の駒は「師匠に初めて勝った試合で最後に指した駒」のようですが、その師匠というのが勝又さん…だったら綺麗な気はします。

17年前当時から将棋をやっているであろう棋士キャラは彼ぐらいしかいないので、伏線とかではなく単に思いつきで書いただけかもしれませんが、これから羽田浩司の過去を知る人物として再登場したりして…

 

勝又力さんがカラーで描かれている85巻の鍵穴。
この勝又さん、左目がなんか不自然で、機械っぽい?義眼?に見えると当時思っていて。

当然ラムではなかったですが、これもしかして黒内障の表現だったりして…というのは行き過ぎですかね。

 

 

 

羽田浩司がダイイングメッセージを遺した手鏡は、

「握られたハサミ」時点では「母から貰ったものだったり」と灰原の推測、

「霊魂探偵」の話で「浅香が持っているところを見た」という謎の証言が
現れたんですよね。

 

ただ、今回の事件で結局手鏡は羽田浩司が母から貰ったものということで決着しました。

 

霊魂探偵事件での証言って何だったんでしょう?これが嘘情報だとして、嘘の情報を流す意味があまりないですよね…?

ここはまだちょっとよく分からない点です。

 

黒田の入院

それから10年近く意識不明で警察病院に入院し…

目が覚めたらこんな風体になっていたというわけだ…

 

今回かなりあっさり流された黒田の入院期間。

 

当初から「10年近く意識不明で入院していた」というのは言われていましたが、明らかに怪しい情報ではありました。

黒田管理官の入院前後がまるで別人という話で
「今の黒田は17年前の黒田とは別」「本物の"黒田"はまだ入院しており、怪我と包帯を口実に成り代わった」
など色んな説がありましたが、

黒田から語られたのは最初の情報通り、そのまま昏睡状態に陥り10年間眠ったというもの…

 

これ、信じていいんでしょうか?

 

黒田は伊織の元上司でもありますが、
伊織についてはこの後の話(新幹線での話)で少なくとも3年前までは公安にいたことが明らかになったので、

もし黒田が本当に10年眠っていたとしても、直近7年で公安に復帰して活躍していたとしたら「伊織の元上司」も別に問題は無いです。

 

今のところ、大きな矛盾点はないのですが…

黒田か回想を語っている時点で別人説はなくなったものの、10年眠ったことにして何かしていた可能性はあります。

今回の入院の自己申告は、一応疑っていくつもり…。

 

 

17年前の黒田、声を荒らげたりもして今の冷静沈着そうなイメージとは少々違う気もしたんですが、

考えてみれば京都の事件(蘭と和葉が京都スイーツ巡りしてる回)で現場保存よりも被害者の安否を優先して窓を突き破ったあの行動は探偵甲子園の平次とかなり重なるところがあり、

黒田も同じく「死を確信するまで生を信じ抜く」熱さを持っていることは今も昔も感じ取れます。

 

現在-ラム

組織メンバーにも姿と声を隠している?

西とぴあ前で、キャンティとコルンに指示を出すラムは声を変えていました。

海猿島の回で指示を出すラムもそうなんですよね。

そして指示を受けた全員が「声を変えてるけどラム」と分かって会話に応じています。

 

また、キャンティに標的の女を狙撃する必要はあるのかと聞かれた際、

 

(姿は)恐らく見られていませんが、聞かれてしまったんでね

私の声を!!

 

と、狙う理由が”声”であると言って(モノローグ)います。ラムの声には何か秘密があるんでしょうか。

あの世界では声を聞かれるだけでバレる有名人とか…

まあ極力正体を隠したいのはそりゃそうだと思うのですが、キャンティベルモットやジンにまで隠しているのは気になります。

 

声を変えているのは純黒(回想時のベルモットキュラソーに対して)や黒鉄(バーボンに対して)でも一貫して、ですね。

 

現行組織メンバーに対しては姿も見せなければ声も聞かせていない、厳重に正体を隠していると思われますが、17年前時点では大量の部下とともに行動しています。

現在のラムもドライバーを含めた何人かを連れていますが、この側近のような者たちとその他実働隊メンバーには格差があるということなのか…

 

APTXの効果

やはりこの右目の時を戻すしかなさそうですねぇ…

あの薬の効力が…私の想像通りならの話ですがねぇ…

 

この事件の最後、ラムがなかなか衝撃的な表明をしています。

どうやらAPTXの効力で眼の力を取り戻そうとしている模様。

 

この発言は「傷を負って失った眼の能力を取り返す」と解釈されているのをたまに見ますが、APTXの効力は幼児化、傷や怪我は戻らないものと考えられます。(コナンや灰原からも分かる通り)

ラムが戻そうとしているのは本人が言っている通り、若い頃には生きていた「右目」ですね。

 

若い頃は両眼ともそうだったんですけどねぇ…

 

ラムの能力の時系列としては

  • 若い頃…右(能力あり) 左(能力なし)

   ↓(老化)

  • 17年前…右(能力なし) 左(能力あり)

   ↓(左眼に傷を負う)

  • 現在 …右(能力なし) 左(能力なし)

 

傷はどうにもならないので、APTX4869による幼児化で右眼の能力の方を取り戻そうとしている、ということになります。

 

   ↓(幼児化/傷は戻らない)

  • 今後?…右(能力あり) 左(能力なし)

 

APTXの幼児化作用はシェリー脱退時ですら偶発的な副作用だったはずですが、ラムはどう"想像"しているんでしょう…

そういう事例を把握していたとしても、流石に一か八かで毒薬を飲みはしないと思いますが、ラムが本当に「右目の時を戻す」ことになった場合、幼児化の条件のようなものが明らかになったりするんでしょうか。

 

現代のコナン、灰原、赤井たちに対して再びラムの目が驚異になる展開、なかなかワクワクします(何年後になるのか…)

 

相手の仕草や癖も記憶してしまうので…

たとえ変装してコソコソ不義密通をしようとも…
すぐに見破られるって寸法です…

 

これ、状況次第では幼児化や変装も貫通するってことですよね。

 

 

ただこの件、浅香の狙撃に失敗して撤退する時に発しているのが疑問です。浅香の位置を掴んだならこれからも狙い続ければいいのに、

狙撃に失敗した→右目の能力を戻そう

になるのはどういう…?

 

ラムの目が本当に復活したら確かに展開としてはすごく面白くなりそうですが、若狭先生に対しては何をしようとしてるんだろう。

 

現在-若狭先生 …と、今後

今回若狭先生は、小林先生に自分の傘を渡し、囮にすることでキャンティたちを返り討ちにしました。ラムが咄嗟に気付いたことで小林先生に弾が当たる事態は避けられましたが…

小林先生、かなり危ないところでした。

 

ラムはこの件で、「彼女達は仲間ではなくただの手駒」と認識していますし、次の回(参観日)では「(小林先生や生徒に)手出しをしても無駄」だと認識しています。

 

組織にこう思わせるためにわざと仲間を狙わせたと…

そういう解釈もなくはないのかなと思いますが、今回ばかりはラムの一声が無かったら小林先生は本当に死んでいたと思うのでそうではないと思います。

 

善心を信じたかったところではありますが、

小林先生が撃たれる前に先回りできる(=最初からスナイパーの狙撃位置が分かっている)なら傘を渡して囮にする必要は無いわけで。

傘を渡した時点で、一度撃たせて狙撃位置を知る腹積もりしかないですよね。

 

若狭先生にも人の心がある、という描かれ方ではないし、そんな描き方をする必要はない と思っています。

 

あくまで自分の目的のため、手段を選ばず、犠牲も厭わず、復讐のためだけに動くキャラ、コナンサイドの人物にはなかなかいないキャラですよね。個人的にかなり好きです。恐いけど。

敵では無いが、こちら側が巻き込まれる可能性もある第三勢力のキャラ。

 

ただ、教訓として心の中に

「誰かを大切に思えばその人が自分の弱みとなって危険が及ぶ」

ことを刻み込んでいる、というのはあるかもしれないですね。

 

大切に思っていても殺されてしまうなら、手駒として扱えばいいと。ラムにそう思わせるためにそうしたのではなく、自分自身にも、心を鬼にして言い聞かせてるとか。

 

若狭先生がクローバー捨てた件、良心の呵責や自責の念によるものである(あってほしい)と考えてたけど、考え直さないといけないですね。

少なくとも17年前の事件では人を殺してはいなかったので「人を殺した悪い人だから受け取れない」に呼応した訳でもなさそうだし…

 

 

撃ち返した割に致命傷は与えていませんが、キャンティたちを動けなくしても車の中から司令を出していただけのラムは出てこない。

これはあくまでラムへの警告的な狙撃、ということでしょうか。

今後もラムと若狭先生の攻防は続きそう。

 

これからのRUM編

17年前、浅香が乗っていた車が交差点で事故を起こした時、とどめを刺しに向かわせておけば…

今、こんなに待ちぼうけを食わずに済んだんでしょうかねぇ…

 

先述しましたが、ラムは浅香を「声を聞かれたから」狙っているようです。また、それ以降も対面した様子はなさそう。

 

17年前の事件の少し後、務武の渡米後に海の家の話であった

 

下がれ!!

これから見える化け物は、まだ先のある小娘が命を削る相手ではない…

この俺ぐらいで丁度いい…

 

の回想があるはず。ただ、ラムが17年前〜現在(西とぴあ)の間に浅香と対面していないのなら、この「これから見える化け物」はラムではない、ということになるんでしょうか?

 

17年前のこの事件は、良くも悪くもそれまで伝えられていた通りに順当に事が進んだ印象なのですが、

浅香やラムの過去が全て完成するのは、この"対 務武"シーンのピースが揃ったときなのかもしれない。

 

羽田とアマンダの事件が描かれてもなお、浅香のことは全然分からないんですよね。

 

浅香はこの後、(最新の)APTX投与者リストを手に入れ、灰原が組織臭センサーを感知するような属性を手に入れ、宮野エレーナに「人生を掻き乱される」ことになるわけなのですが…

浅香に関しては、17年前の事件の回想はプロフィールが明かされた程度に過ぎず、重要なのは組織から逃げ続け睨みを利かせ続けたこの空白の期間、ということになります。

 

若狭先生の対組織の言動・心情が描かれる機会はまだまだあるはず。今後この後の回想がどう描かれていくのか、(そしてそれをコナンサイドが掴む機会は来るのか…?)期待大です。

 

若狭先生に対しては反応が未だ謎な灰原。

今回も狙撃後の「……」といい、ラムの車をバッチリ見ていることといい、ちゃんと気付いてますよね…??

前話までの反応的に若狭先生が関わってることも分かっている。

若狭先生の思惑にも組織にも気付いてそうなのに平然としているのはなぜ…

 

 

17年前の真相という大きな要素が描かれたものの、今回コナン側が掴んだことは

若狭先生=浅香であること

「警戒すべき眼を持つ人物がいる」ということ

ぐらいです。

 

コナンは言い方的に、17年前の事件にラムが関わっていたことも知りませんよね。

 

(手鏡の暗号、コナンは一度ASACA RUMって解釈をしていたんですが…

あの解釈、もう完全に捨てられたんでしょうか?

結果的にCARASUMAで合っていたわけだけど、警戒すべき眼に対してRUMを思い浮かべてすらいないことについては、やはりCARASUMAに辿り着いた理由(というよりASACA RUMの可能性を完全に捨て去れた理由)について今一度説明して欲しいところではある)

 

そしてラムに気付いていないのは黒田も同じ?

公安としては降谷から連絡がいって、No.2がラムであることも把握していると思うのですが、それが17年前に見た男、アマンダと羽田を殺した男だとは思っていなさそう。

 

17年前 宮野夫妻

今回描かれてはいないけど個人的に気になっていること。

 

「17年前の事件」と「宮野夫妻の焼死」は大体同じ時期だと思うんです。(宮野志保が生まれてすぐなら18~17年前)

 

明確な時期は分かっていないので、羽田・アマンダ殺害事件の前なのか後なのかも不明ですが、若狭先生は確かに宮野エレーナが「私の人生を掻き乱した」と言っているんですよね。

 

17年前の事件で描かれた様子だと、あの時点では浅香は組織との接点は無さそう。

この後、逃亡中にエレーナたちと関わることになるんでしょうか。

(一応、「羽田とアマンダを殺した毒薬の開発者を恨んでいる(あの事件のせいで私の人生が掻き乱された)」という解釈も出来なくはない。)

 

ということで長々と書いた「17年前の真相」に関して書きたいことは以上!

 

②に続きます。②は黒鉄の魚影の話メイン。

黒ずくめの組織について、「明らかになった事実」という点で色々話せるのは基本原作ですが、組織の解像度が上がったのは黒鉄の魚影だと思っています。

 

いつかアップします…いつか()